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犬と猫の外傷性肘関節脱臼について|事故による外傷が主な原因|八幡みなみ動物病院|市川市の動物病院

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犬と猫の外傷性肘関節脱臼について|事故による外傷が主な原因

犬と猫の外傷性肘関節脱臼について|事故による外傷が主な原因|八幡みなみ動物病院|市川市の動物病院

犬と猫の外傷性肘関節脱臼について|事故による外傷が主な原因

犬や猫の外傷性関節脱臼は、主に事故による外傷が原因で起こります。皮膚の上から徒手的に整復できることもありますが、重度の場合には外科手術による整復を行わなければなりません。しかし、事故を未然に防ぐことができれば、かわいい我が子が手術を受ける必要もなくなります。
そこで今回は犬や猫の外傷性肘関節脱臼について解説していきます。

目次
1.原因や症状
2.診断方法
3.治療方法
4.予防法
5.まとめ

原因や症状

交通事故や落下事故などが原因で起こります。
脱臼が起こると前足の挙上や歩行異常、肘の腫れや痛みなどが見られるようになります。

 

診断方法

問診や視診、触診などを行い、さらにレントゲン検査を行うことで診断をします。

 

治療方法

治療方法は皮膚の上からの整復(非観血的整復)と、外科手術による整復(観血的整復)の大きく2つに分けられます。

軽度の場合や脱臼後あまり時間が経っていない場合などは鎮静下で非観血的整復を行い、さらに包帯固定をします。

しかし、重度の場合や脱臼してからすでに長期間経過してしまっている場合、非観血的整復をしても再脱臼してしまう際は外科手術による整復が選択され、ピンやスクリューなどで固定したり、関節を安定させるよう関節包の縫合をしたりします。

下記のページで、当院にて非観血的整復と包帯固定を行った際の症例を掲載しておりますので、合わせてご覧ください。

※手術中の画像を掲載しておりますので、苦手な方はご注意ください

当院における外傷性肘関節脱臼の治療症例はこちら

 

予防法

予防のためにはさまざまな事故を未然に防ぐことが大切です。

 


散歩中は必ずリードを付け、犬が道路に飛び出さないようしっかりコントロールしてあげましょう。また、リードを伸ばし過ぎてしまうとやはり道路に飛び出す心配があるため、車や自転車にぶつかることがないよう気を付けましょう。
一方、お家の中ではソファーやベッドに上らせない、抱っこをする際は地面に近い位置で行うなど工夫して、高所からの落下を防ぎましょう

 


猫に関しては、完全室内飼育を行うことが最も重要です。外に出られないなんて可哀想と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、外には交通事故以外にも、猫同士の喧嘩や感染症の罹患などさまざまな危険が潜んでいます。そのため、猫の命を守るためには必要不可欠であることを理解しましょう。
また、犬より頻度は低いものの、猫でも落下事故による外傷性肘関節脱臼が起こることがあります。そのため、着地する時に誤って滑ることがないよう、カーペットを敷くなどして床材の工夫をしてみましょう。

 

まとめ

犬や猫の外傷性肘関節脱臼は、事故による外傷が原因で起こります。脱臼後時間が経ってしまうと変に固まってしまうため、脱臼後直ちに動物病院を受診することで、非観血的整復で治る可能性も高くなります
しかし、重度の場合や長期間放置してしまった場合は外科手術が必要になるケースが多いため、愛犬や愛猫の前足に異常が生じた場合は、すぐに動物病院を受診するようにしましょう

 

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