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狂犬病の恐怖から愛犬を守る|ワクチン接種の重要性|八幡みなみ動物病院|市川市の動物病院

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狂犬病の恐怖から愛犬を守る|ワクチン接種の重要性

狂犬病の恐怖から愛犬を守る|ワクチン接種の重要性|八幡みなみ動物病院|市川市の動物病院

狂犬病の恐怖から愛犬を守る|ワクチン接種の重要性

狂犬病は世界中で発生している恐ろしい病気です。WHOによると、狂犬病は150カ国以上で発生して年間数万人がこの病気で亡くなっており、特にアジアとアフリカでの死亡が多く報告されています。
狂犬病は多くの哺乳類に感染する可能性があり、犬から人への伝播が最も一般的です。この病気は一度症状が現れるとほぼ100%致死率とされており、予防が唯一の対策となります。

今回は狂犬病ワクチンの重要性について解説していきます。

当院の狂犬病ワクチンについてはこちらから

 

■目次
1.狂犬病とは
2.感染するとどうなるか
3.ワクチンの特徴と副作用
4.注意点
5.まとめ

 

狂犬病とは

狂犬病は犬や猫、そして人間を含むほぼ全ての哺乳類に感染す可能性があり、ラブドウイルス科に属する狂犬病ウイルスによって引き起こされます。
感染すると神経系に深刻な影響を及ぼし、水を恐れる症状(恐水症)、異常行動、麻痺などを引き起こし、症状が出始めると治療方法がなく、ほぼ確実に死に至る非常に危険な病気です。そのため、狂犬病に対する予防が非常に重要となります。

感染する主な経路は感染した動物に噛まれることですが、感染した動物の唾液が傷口や粘膜に接触することでも感染します。
日本を含む多くの国で狂犬病ワクチンの接種が義務付けられており、これにより狂犬病の発生を効果的に防いでいます。しかし、狂犬病が根絶されていない国や地域では、まだまだ感染リスクが高い状態にあります。

狂犬病の伝播は主に犬を介して人間に伝わることが最も一般的で、全世界の人への狂犬病伝播の99%以上を占めています。しかし、コウモリやキツネ、スカンク、アライグマなどの野生動物も、狂犬病ウイルスの伝播源となることがあります。

 

感染するとどうなるか

狂犬病ウイルスに感染した場合、感染初期には特定の症状が現れにくい潜伏期間があります。この期間は、感染した箇所の位置やウイルスの量、そして感染者の免疫状態によって、数日から数ヶ月に及ぶことがあります。

そして
潜伏期間が終わると、発熱や頭痛などの一般的な感染症の症状が見られますが、これらは他の感染症と似ているため診断が難しいこともあります。
しかし、ウイルスが神経系に達すると、嚥下困難、恐水症、興奮状態などの狂犬病特有の明確な神経症状が現れ始めます。この段階になると治療法は存在せず、最終的には昏睡状態に陥り、呼吸困難により亡くなってしまいます

 

ワクチンの特徴と副作用

狂犬病の予防には狂犬病ワクチンの接種が最も効果的です。
日本では狂犬病予防法により、全ての犬に対して年に1回のワクチン接種が義務付けられており、これにより狂犬病の国内発生を防いでいます。

ワクチン接種は安全ですが、稀に接種部位の腫れ、発熱、アレルギー反応などの副作用が見られることもあります。もしこのような副作用が心配な場合や、愛犬が過去にワクチン接種で副作用を経験したことがある場合は、ワクチンを接種する前に獣医師としっかりと相談することが大切です。

 

注意点

狂犬病ワクチンの接種スケジュールは、一般的に生後3ヶ月頃に初回接種を受け、それからは毎年、継続的に追加のワクチンを受けるようにしましょう
狂犬病予防法により、すべての犬に年1回のワクチン接種が義務付けられているため、忘れずに行うことが大切です。もし接種を怠ると、罰金が科される可能性もありますので、接種が完了したら、その証明となる注射済票を大切に保管し、愛犬の首輪にきちんと添付しておきましょう。
また、ワクチン接種を行う際は、愛犬の健康状態を獣医師と十分に相談し、適切な時期に接種することが大切です。

 

まとめ

狂犬病は、その致命率がほぼ100%に達する恐ろしい病気です。しかし、適切な予防接種によって愛犬を守ることが可能です。
ワクチンスケジュールをしっかりと把握し、愛犬と共に健康で幸せな時間を過ごしましょう。

 

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