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【獣医師監修】子犬・子猫を迎えたら最初にすべき予防対策まとめ|八幡みなみ動物病院|市川市の動物病院

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【獣医師監修】子犬・子猫を迎えたら最初にすべき予防対策まとめ

【獣医師監修】子犬・子猫を迎えたら最初にすべき予防対策まとめ|八幡みなみ動物病院|市川市の動物病院

【獣医師監修】子犬・子猫を迎えたら最初にすべき予防対策まとめ

子犬や子猫を迎えることは、喜びにあふれた特別な瞬間です。小さな体で元気に動き回る姿は愛らしく、一緒に過ごす時間が楽しみになるでしょう。一方で、「ちゃんとお世話できるだろうか?」「健康を守るには何をすればいいの?」と、不安を感じることもあるかもしれません。

幼齢期は、心身の成長にとって非常に大切な時期です。この時期に適切な予防と健康管理を行うことで、生涯にわたる健康の基盤を築くことができます。予防の基本的なポイントを知っておくことで、飼い主様にとっても大きな安心につながるでしょう。

今回は、初めて子犬・子猫を迎えた際に行うべき予防対策について詳しく解説します。

■目次
1.まずは健康チェック
2.予防接種について
3.寄生虫予防
4.適切な栄養管理
5.生活環境の整備
6.健康管理のスケジュール
7.まとめ

 

まずは健康チェック

子犬・子猫を迎えたら、最初に健康状態を確認することが大切です。体重体温呼吸の状態目や耳の清潔さ皮膚の状態などを細かくチェックしましょう。特に、幼齢期は免疫機能が未熟なため、わずかな異変も見逃さないように注意が必要です。

また、動物病院での初回健康診断も重要です。全身のチェックに加え、糞便検査や血液検査を実施し、寄生虫や感染症の有無を確認します。ブリーダーや保護団体からの健康情報や予防接種の履歴がある場合は、診察時に持参すると、獣医師が適切なアドバイスをしやすくなります。

 

予防接種について

感染症から大切な命を守るために、予防接種は欠かせません。特に子犬・子猫は免疫が不安定な時期のため、適切なワクチン接種を行うことで、病気のリスクを大幅に減らすことができます。

<犬の予防接種>

犬は、パルボウイルス犬ジステンパーアデノウイルスなどの感染症を予防するワクチンが必要です。

<猫の予防接種>

猫は、猫カリシウイルス猫ヘルペスウイルス猫パルボウイルスなどに対するワクチン接種が推奨されます。

これらの感染症は、発症すると重篤な症状を引き起こし、場合によっては命に関わることもあるため、ワクチン接種でしっかりと予防することが大切です。初回接種後は、数回の追加接種が必要となるため、獣医師とスケジュールを確認しながら進めましょう。

また、ワクチン接種後は、まれにアレルギー反応が出ることがあるため、しばらくの間は体調の変化に注意しましょう。顔の腫れや元気がないといった異常が見られた場合は、すぐに動物病院を受診してください。

 

寄生虫予防

寄生虫は目に見えないうちに愛犬・愛猫の健康を脅かすことがあります。しっかりと予防を行うことで、安心して成長を見守ることができます。

<内部寄生虫の予防>

回虫などの内部寄生虫は、便を介して感染します。定期的な糞便検査と駆虫薬の投与で予防・駆除が可能です。特に、多頭飼育の環境では感染リスクが高いため、注意が必要です。

<外部寄生虫の予防>

ノミダニは、かゆみや皮膚炎を引き起こすだけでなく、病気を媒介することもあります。これらの寄生虫は、スポットオンタイプや飲み薬の予防薬を定期的に使用することで対策できます。獣医師と相談し、愛犬・愛猫に合った方法を選びましょう。

 

適切な栄養管理

健康な体を作るためには、毎日の食事がとても大切です。成長期に必要な栄養をしっかり摂ることで、丈夫な骨や筋肉が育ち、将来の健康にもつながります。愛犬・愛猫にぴったりの食事を選んで、健やかな成長をサポートしましょう。

<フード選び>

幼齢期には、高品質なタンパク質カルシウムビタミンが豊富に含まれた子犬・子猫専用フードを選びましょう。

<食事回数の目安>

食事の回数は、子犬や子猫の年齢に応じて調整しましょう。

・生後2ヶ月まで:1日4回
・生後3〜6ヶ月:1日3回
・生後6ヶ月以降:1日2回

<おやつの与え方>

おやつの過剰摂取は肥満や栄養バランスの乱れにつながるため、できるだけ少なめにして、量を調整しながら与えましょう。

 

生活環境の整備

安心して過ごせる環境を整えることで、子犬・子猫はのびのびと成長することができます。

<室内の安全対策>

電気コードや小さな部品、誤飲の危険があるものは片付けましょう。また、観葉植物の中には犬や猫にとって有害な種類もあるため、事前に確認することをおすすめします。

<運動スペースの確保>

子犬にはおもちゃや適度な散歩を、子猫にはキャットタワーや爪とぎを用意し、十分な運動ができる環境を作りましょう。

<トイレのしつけ>

トイレの場所を決め、一貫したルールで誘導しましょう。成功したら褒めることで、スムーズに習慣化できます。

 

健康管理のスケジュール

子犬・子猫の成長に合わせて、健康管理のスケジュールを立てることが大切です。どのタイミングで何をすればいいのか、しっかり確認しておきましょう。

<基本的な健康管理スケジュール>

生後8週まで初回健康診断+予防接種開始
生後12〜16週まで追加の予防接種+寄生虫予防
生後6ヶ月頃中間検診(成長具合・健康状態の確認)
生後1歳以降1年ごとに定期健康診断+予防接種

定期的な健康診断やワクチン接種を計画的に行うことで、病気のリスクを減らすことができます。また、ご家庭でも体重測定や健康観察の記録を行うことも、病気の早期発見につながります。

 

まとめ

子犬・子猫を迎えたら、適切な予防対策を行うことが大切です。予防接種や寄生虫対策、栄養管理、生活環境の整備などを計画的に進めることで、愛犬・愛猫の健康を守ることができます。

定期的な健康診断や日々の観察を欠かさず行い、異変に気づいたら早めに動物病院に相談しましょう。

当院では、子犬・子猫の診療にも力を入れていますので、気になることがあれば、お気軽にご相談ください。それぞれの生活環境に合った予防計画をご提案し、愛犬・愛猫の健やかな成長を全力でサポートいたします。

 

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